講演会

第3回スペースフライト学研究イニシアティブ講演会

日時

2013年3月18日(月)13:30〜16:30

場所

大阪大学工学部M4棟201講義室(吹田キャンパス)
こちらを参照

プログラム

13:30〜14:00

大須賀 公一 先生
(大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻教授,スペースフライト学研究イニシアティブ代表)
「スペースフライト学研究イニシアティブ構想」

2012年10月に発足した本組織が生まれた動機とその展開について概要を紹介する.

14:00〜14:45

足立 修一 先生(慶應義塾大学)
「航空宇宙分野は制御を必要としている !?」

20世紀のシステム科学における偉大な成果の一つであるカルマンフィルタは, 1960年代初頭に人工衛星への応用を通して広く知られるようになった. ダイナミクスが存在する対象であれば何にでも役に立つシステム制御であるが, 1960年代から航空宇宙はその重要な応用分野であった. 本講演では,システム制御の航空宇宙分野への応用例について述べる. まず,1990年代半ばに行った大型人工衛星ETS-VI軌道上同定・制御実験について述べる. また,現在,足立研究室で取り組んでいる航空宇宙分野におけるシステム制御の 応用例についてもお話ししたい。私は航空宇宙の専門家ではないので,気楽にお聞きください.

15:00〜16:30

中須賀 真一 先生(東京大学)
「超小型衛星による新しい宇宙開発利用への挑戦」

東京大学では1999年ころより, 従来の巨大な衛星のイメージを根本的に変える超小型衛星(50kg以下)の研究開発を進めている. 宇宙工学・もの作り・プロジェクトマネジメント教育の極めて優れた題材であるだけでなく, これまでの莫大なコストと長期開発期間が必要な宇宙開発利用を大幅に低コスト化・迅速化し, 新しい利用者の参入を促して新しい利用方法を拓くことも重要な目的である. すでに,1kgの世界最小の人工衛星2機と30m分解能の地球観測衛星の打ち上げに成功. 4機目の位置天文衛星もほぼ完成し打ち上げを待っている状況にある. さらに,2010年からはこれらの超小型衛星の実用化・高機能化を目指したオールジャパンの プロジェクトを進め,超小型衛星が真に社会に役立つインフラとなるべく挑戦を続けている. 本講演では,このような超小型衛星開発の歴史やその意義, 今後拓くであろう世界について述べるとともに,制御的課題についても触れたい.